2020年からのコロナ禍も終息して平穏な生活が戻りつつありますね。
コロナ禍が始まった頃は、
不動産価格はどうなるだろう?
不動産市場がストップするのか?
様々な噂や憶測が飛び交っていました。
しかし、その噂や憶測は吹き飛びコロナバブルと言われるほどの不動産バブルが最高潮に達しました。
というのが、皆さんの見解でしょう。
私も同様な感想を持っていますが、コロナバブルが最高潮になるまでには約10年の期間を経ています。
異次元の金融緩和の恩恵を受けた不動産買取会社や投資家が金融機関から多額の融資を受けて不動産買い取り転売を繰り返し、価格が高止まりになった状態で一般の消費者が低金利の住宅ローンや投資用ローンを利用して不動産を購入する。
このような状況でコロナ禍になり世の中の変化に伴い都内から近県への流出が始まり不動産相場が上昇して不動産バブルが発生しました。
そんな10年が続いた不動産バブルは2024年も続くのでしょうか。
正解は分かりませんが、今までの状況が続くかと言えばそうではないかと思います。
ここからは私見になりますが、地域格差が大きくなり不動産価格が下落する地域と高止まりが続く地域に分かれるのは確かでしょう。
昨年、秋頃から地域によっては新築分譲住宅の在庫が過去最高になってしまい、今年に入ってからは1棟あたり数百万円もの値引きをしなければ売却できなくなり、この数か月では価格を下げても売却できない物件も出始めています。
新築分譲住宅が売れない事で不動産価格に影響があるの?と思われる方もいますよね。
影響は大ありで、不動産価格が下がる前兆が今起きていると思って頂いて良いでしょうね。新築分譲住宅を建てるには土地が必要ですが、コロナ禍での価格設定では販売する事は困難ですので土地の仕入れ価格を見直す(下げる)ので土地の取引価格が下がる事になります。
そして、これから新築分譲住宅の価格が数年掛けてゆっくりと下がっていっていく事になれば、中古住宅の価格も引っ張られるように価格を下げざるを得なくなります。
土地の価格が下がるという事はマンションの価格にも影響があるのは分かりますよね。
新築分譲住宅と同様ですので土地の取引価格が下がれば新築マンション価格も下がっていきます。
ここで疑問に感じるのはマンション価格が過去最高を更新しているという情報ですが、価格が下がらないのは当り前の事なんですよ。
マンションを建築する場合は用地仕入れをして建築着工するまで数年掛かる場合がありますので、コロナ禍で一番高い土地を仕入れてマンションを建築して販売するわけですから、マンション価格が下がらないというよりは「下げられない」という事が、これから始まるという事ですね。
そんなわけで、不動産価格は急激に下がるというよりは徐々に下がり始めていくという感じですかね。
今の不動産の相場価格は上昇しているというよりは、コロナ禍のバブル状態が残っているという感じですかね。
今、不動産を売却しようか考えている人は2024年は今までとは全く違った結果になる事も考えられるの注意して下さい。
因みに、不動産査定サイトの「不動産バブル到来」という謳い文句は不動業者では完全にアウトの誇大広告であり何の根拠もない広告内容ですから気を付けて下さいね。
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