こんにちは
先日、ブログでお話をした手術の件で、数人のお客様からお電話やLINE等でご連絡頂きましたが、驚かせてしまい申し訳御座いませんでした。
安心して下さい、仕事はしっかりしていますよ。
手術をしなかった(躊躇った?)2年間については、仕事を1週間も空ける事ができなかった事と自分の体にメスをいれることに躊躇いを感じて(臆病なだけです)いた事と、悪性腫瘍ではないであろうというドクターの診断で安心している(油断している?)ことだけです。
仮に、悪性だとしてもそれなりに歳を重ねて子供達も想定以上にスクスクと育ってくれたので、個人的には思い残すことは余りないので・・・。
仮に、コロッと逝く事によって悔い?や思い残す事があるとすれば、我家の2ニャンコと生活する事と仕事の幅を広げることができていないことですかね。
まぁ、そんなこんなで元気は元気なので安心して下さい。
さて、表題についてお話をします。
近年、後継者不在や経営不振などで会社を売却するM&Aや事業承継が多く行われるようになりました。
「盛んに事業譲渡や株式譲渡が行われる」=儲かる、と見込んだ会社や士業が新規参入するということは、この業態に精通していない会社も参入してくる流れになるのでトラブルも増えているのだろうと思っていたら、「やっぱりな」という内容のトラブルを特集したテレビ番組が放送されていましたね。
M&A・事業承継を専門としている仲介会社が介在している事業承継の案件で、買い手企業(詐欺師?)と売り手企業との間で交わされた株式譲渡契約後に売り手企業の口座から現金を引き出し、結果として倒産に追い込まれることが起きているそうです。
尚且つ、売り手企業の元代表の個人保証は解除されることはない。
これって、どう思います?
M&A・事業承継を専門を謳っている仲介会社が介在して、このようなトラブルが起きている、しかも複数の取引で裁判沙汰になっているそうです。
仲介会社によっては、起業してから数年で上場している会社もあるようですが、こんな仕事をしていて株主はどのような対応を取るんですかね。
本件については、売り手側企業の元社長の意向は自分の企業理念を引き継ぎ社員の生活を保障する買い手企業に事業の継続を託し、社長自身の個人保証についても引き継いでもらうことだと思います。
この思いを全てぶち壊しておいて多額の手数料を受け取っている仲介会社の存在価値はなんでしょうか?
契約書に記載されている条項・条件の成就を買い手と売り手に任せて報酬を受け取るような企業が上場?なんて、世も末ですね。
不動産会社が不動産を売主から買主に引き渡す時に抵当権を設定された状態で残金決済をしたら、仲介責任でとんでもないことが起きます。
そもそも、M&A・事業承継という大きな取引を扱うにあたって免許・資格がいらない事がトラブルが起きる原因なんですよね。
国はM&A・事業承継を後押しをしようと中小M&Aガイドラインを作成したことで盛んに取引が行われることになったが、結果的には仇になってM&A・事業承継のトラブルが増え始めていることになったということですね。
売り手企業の元社長の個人保証については、経営者保証に関するガイドラインを基に解除するしかないのですが、各ガイドラインを守らなければ業務停止されるリスクの無い無資格・無免許の仲介会社が多くの案件に携わっているのであれば、ガイドラインの作成と同時に資格取得の基準作成もして資格取得も必須にするべきなのでは?と思うのは、私だけではないでしょう。
これ以上、意見を述べると特定の企業に対する批判になってしまうので終わりにしますね。