今回は相続不動産の売却の実務的な事ではなく
「相続が「争続」になる?そんな馬鹿な!!」というお話です。
結論は、相続争いはあります。
「何千万~何億円の財産なんて無いから大丈夫だ」なんて思っていると驚くような事が起きます。
なぜ、断言できるかお答えしますと、私が経験者だからです。
私の父は公務員で平凡な家庭であって資産家のご子息ではありません。
父が他界した時は、相続人は父と疎遠だった姉と私の二人でした。
相続財産は、マンションと車と預貯金でした。
全て資産を換金化しても・・・。ご想像にお任せします。
私としては父と疎遠になっていた姉の負担を考えて
私が資産を処分して1/2に相続財産を分ける事を提案したら即座に拒否されました。
未だに姉の真意は分かりませんが、弟である私に任せるのは姉のプライド?が許せなかったのでしょう。
それから思いもよらぬ事が起きました。
司法書士に作成させた【白紙の委任状】【白紙の遺産分割協議書】が送られてきたりしました。
最後は遺産分割調停を裁判所に申し立てられました。
当初、調停員にとっては私は相続財産を全て奪い取ろうとする欲深い相続人でした。
最初の面談時は不謹慎かもしれませんが少し笑えました。
姉が作成した申し立て内容と私の言い分を見比べて真逆だったので二人の調停委員がしきりに首を傾げていました。
最終的には、私の意見が正しいと判断され約1年掛かって相続財産を処分して相続人同士で1/2に分けましたが、
相続が発生してから2年強は物凄いストレスを感じていました。
それからの姉との関係はご想像にお任せします。
私のなかでは争いが起きた原因は15年以上経過した今でも分かりません。
しかし、もしかしたら生前に話合いをしておけば防げたのではないのかと思う事もありますが、
人の死を予想するなんて事もできませんし死を現実的に感じた時に冷静に家族会議をする事はできませんよね。
しかし、残念ながら相続は、どのような方にも起こり得る事です。
事前に相続について話し合いの場を設けることは難しい事かもしれませんが
家族の誰かが勇気を出して、1人1人の意見を伝え合う事をお勧めします。
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