こんにちは
先日、長野県から山梨県の仕事ツアーをして少々疲れ気味の五十男です。
次は電車で行こうと心に決めました。
さて、表題についてお話をします。
今年の3月と9月に日銀が利上げを公表しましたね。
それから「住宅ローンの金利も上がるのでは?」という憶測や、金融機関によっては多少ですが金利を上げているようで、その影響から金利の動向を見極めようという動きがありますね。
近年のゼロ金利?やマイナス金利に影響で「低金利だから借りたもん勝ち」のような風潮になっていますが、この考え方は間違っていませんが正解でもないような気がします。
私が取り扱う物件から住宅ローンのあっせんをすることは少ないのですが、お客様の住宅ローンの借り方を見てると少しドキドキするような借入額の時があります。
お客様によっては、借入期間を35年から40年に引き延ばしたから月々の返済負担が軽くなったと考える方がいますが、仮に30歳で返済を開始しても完済時期は70歳ですから厳しい返済が待っているような気がしてならないです。
住宅ローンの借入額や期間は自己責任なのでお客様に余計な事を言うこともなければ言いたいとも思いませんが、不動産業者として任意売却に携わったことある経験があると、無理な住宅ローンの借り方を見ているとドキドキすることがあります。
数千万円もの大金を借入れする時には、金利や税制面の控除も重要ですが不測の事態が起きた時に返済が滞ることがないかが大切です。
ペアローンであっても、どちらかの収入が減少したり無くなっても、今まで通りに返済が継続できるのかだったり、子供が成長したときに教育費が予想以上に必要になっても返済が継続できるのかを考えて借入しているのかが重要です。
住宅ローンの破綻をするパターンはいくつかありますが、多くの場合は頭金無し・審査金利ギリギリの借入・諸費用の借入等の無理な借入が破綻するパターンの典型です。
借入期間の35~40年で何が起きるか分かりませんから、慎重に先々の事を考えて借入プランを立てた方が良いでしょうね。
このような能書きを書いてますが、私に住宅ローンの借り方を教えてくれと言われても責任は持てないので勘弁して欲しいですね。
それでは、誰に相談すれば良いのかというと、金融機関の担当者に相談しても大したことは教えてくれないでしょうし、ハウスメーカーや不動産会社の営業に聞いても本音で話してくれる事は無いでしょうね。強いて言えば、自分自身の親に経験談として聞いてみることが良いでしょうかね。
お話を纏めますと、金利も大事ですが借入額・期間の方も大事ですよ、ということですかね。
近年は、資材の高騰やコロナ禍で現金がバラ撒かれた状況で不動産価格が急上昇しました。様々な観点から見ても平成のバブル時代と似ている状況と言えます。
不動産価格が上がり続けるかどうかは誰にも分かりませんので、万が一のことを考えて計画を立てた方が良いでしょうね。
本日は、これでおしまいです。