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将来的に、競売・任意売却は増えるのか?

こんにちは

ワイズエステート販売の山中です。

今回は【将来的に、競売・任意売却は増えるのか?】についてお話をします。

皆さんは、不動産競売というと、どのように感じますか?

住宅ローン破綻や会社の倒産で担保不動産を強制的に売却されてしまう事が一番に思い出されますかね。

その不動産競売がコロナ禍で減少していると言われています。

コロナ禍で減少している事は間違ってはいないのですが、コロナ禍前から競売を申し立てられる物件数は減少してたのが更に減少したと言った方が正しい表現でしょう。

全国で競売を申し立てられる物件数は、コロナ禍前の2019年は約2万件だったのが新型コロナが感染拡大が始まった2020年は1万7千件と大幅減少しました。緊急事態宣言された際に競売が4ヶ月停止された影響もありますが2021年には1万9千件になりましたが減少しています。

競売物件が減少している原因は、あくまで私見ですが2点あると思います。

1つはリーマンショック後に一般的になった任意売却が競売減少の原因でしょう。インターネットを利用しての任意売却集客が本格的になったのは2010年頃からだったと思われますので、その頃から競売は多少なりとも減少していったと思います。

競売を申し立てられる前に任意売却で不動産を売却してしまえば差押・競売は減少することは当然です。

私が任意売却の活動をしていた埼玉県内でも競売件数は減少していた事は実感していました。

もう1つは、不動産価格の上昇とコロナ禍での数十兆円の融資・給付金等が世の中に流れた事でしょう。

本来であれば、競売・任意売却での不動産売却しなければならない状況の不動産が不動産価格の上昇によって通常の不動産売却によって売り抜けた事が多かったと思います。又。コロナ融資・協力金等で起業倒産の件数が過去50年で最小になっていることも大きな原因です。

さて、表題の競売・任意売却の今後についてですが、正直に申し上げますと分かりません(苦笑)。

1つ言える事は、コロナ禍前に戻る可能性はあります。しかし、そのタイミングがいつなのかは分かりません。

コロナ禍に戻る可能性を感じる資料として下記の内容を見て下さい。

こちらの資料は金融庁がホームページで公表している各金融機関が応じている法人・個人の貸付条件の変更(リスケジュール、以下リスケ)の件数です。

個人の住宅ローンのリスケ件数は7万件超となっています。コロナ禍になって、金融機関は今までは簡単には応じなかったり、短期間でしか応じられなかったリスケが破綻を減らすために柔軟に長期間のリスケを応じるようになりました。

法人・個人共に、この貸付条件の変更が受け入れられなかったら、今頃は大変な事になっていましたよね。

今年になって、コロナ禍が終息し始めたので金融庁・金融機関がリスケを解除し始めた時は、任意売却・競売が増える可能性は高いと思います。

繰り返しになりますが、そのタイミングがいつなのかは分かりません。

少し長くなりましたが、コロナ禍の4年間も想像していた事とは違った世の中になったと思いますが、この先の10年はもっと想像とは違う世の中になるかもしれませんね。

さいたま市桜区のワイズエステート販売株式会社は不動産売却に特化しています。

市街化調整区域の不動産売却や相続した古家・ゴミ屋敷状態で売却できない空き家問題にも積極的に取り組んでいます。

又、任意売却で不良債権化した不動産の売却や、事業再生コンサルタントとして倒産・経営難に悩む経営者からのご相談も承ります。

対応エリアについては、全国対応しておりますので気兼ねなくご相談下さい。

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