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資金繰り悪化による不動産売却とリースバックの活用:経営難の会社が知るべきメリット・デメリット

企業経営において、資金繰りの悪化は大きな課題となります。

特に、資金不足が続くと事業継続が困難になり、最悪の場合には倒産のリスクもあります。

そのような状況において、自社の不動産を売却してリースバックを活用することで、資金を確保しつつ事業を継続できる可能性があります。

こちらのブログでは、経営難の企業が不動産売却やリースバックを利用する際のメリット・デメリットについて詳しく解説します。

経営難の企業が不動産を売却する理由

経営難に直面する企業が不動産を売却する主な理由は、資金繰りの改善、債務の削減、そして事業再生の手段としての活用です。

資金繰りの改善

企業が保有する不動産を売却することで、多額の資金を迅速に調達できます。これにより、以下のような資金繰りの改善が期待できます。

●事業資金の確保:売却益を事業運営に充当し、経営の安定化を図ります。

●借入金の返済:金融機関からの借入金を返済し、利息負担を軽減します。

●運転資金の増強:日常の運転資金を補填し、キャッシュフローを改善します。

債務の削減

不動産売却による収益を活用し、以下のような債務削減を実現できます。

●借入金の返済:金融機関からの借入金を減らし、財務体質を強化します。

●未払い金の清算:取引先やサプライヤーへの未払い金を解消し、信用力を向上させます。

特に、過剰債務を抱える企業にとって負債圧縮は事業再生への重要な一歩となります。

事業再生の手段としての活用

不動産売却は、経営再建を目指す企業にとって有効な資金調達手段となり、以下のような施策に活用できます。

●事業再編:非効率な部門の整理や統合を行い、経営資源を最適化します。

●新規事業の立ち上げ:新たな収益源を創出し、企業の成長を促進します。

●既存事業の強化:主要事業への投資を拡大し、競争力を高めます。

これらの戦略を通じて、企業は経営の立て直しを図ることが可能となります。

以上のように、不動産売却は経営難に陥った企業にとって、資金繰りの改善、債務削減、そして事業再生のための有力な手段となります。適切なタイミングでの不動産売却は、企業の再生と持続的な成長に寄与することでしょう。

事業再生におけるリースバックの必要性

事業再生において、リースバックは資金調達と財務改善の有効な手段として注目されています。

特に、事業用不動産を保有する企業にとって、リースバックは資産の有効活用と資金繰りの改善を同時に実現する方法として有力な選択肢となっています。

リースバックとは?

リースバックとは、不動産所有者が不動産を売却して、引渡し後に不動産の新所有者と賃貸契約を結ぶことで、引き続きその不動産を使用し続ける仕組みです。

リースバックの仕組み

リースバックの一般的な流れは以下の通りです。

1. 不動産の売却:企業が所有するオフィスビル、工場、店舗などの不動産を投資家やリースバック専門業者に売却します。

2. 資金の確保:不動産売却によって得た資金を活用し、運転資金の確保や設備投資などに充てます。

3. 賃貸契約の締結:不動産売却後、企業は新たな所有者と賃貸契約を締結して売却した不動産を引き続き使用します。

4. 賃料の支払い:企業は毎月の賃料を支払いながら、事業を継続します。

リースバックの目的とメリット

リースバックを活用することで、以下の効果が期待できます。

●事業継続の容易化:不動産売却後も同じ場所で事業を継続できるため、従業員や顧客への影響を最小限に抑えられます。

●迅速な資金調達:不動産を売却することで、迅速かつ多額の資金を調達できます。

●財務体質の改善:不動産を売却し、賃貸借契約に切り替えることで、固定資産をオフバランス化し、自己資本比率の向上が期待できます。

リースバックの注意点

リースバックを検討する際には、以下の点に注意が必要です。

●賃料負担:売却後の賃料が相場より高く設定される場合があります。

●売却価格の低下:リースバックでは、通常の売却よりも低い価格での取引となることがあります。

●買い戻し条件:将来的に不動産を買い戻す際、費用が高額になる可能性があります。

リースバックは、資金調達や財務改善の有効な手段ですが、長期的な視点での計画と専門家のアドバイスを受けることが重要です。

事業再生をする際にリースバックが注目されてます

事業再生において、リースバックは資金調達と財務改善の有効な手段として注目されています。

特に、事業用不動産を保有する企業にとってリースバックは資産の有効活用と資金繰りの改善を同時に実現する方法として有力な選択肢となっています。

リースバックの必要性とメリット

1. 迅速な資金調達:不動産を売却してリースバック契約を結ぶことで、短期間でまとまった資金を確保できます。これにより、事業再生に必要な運転資金や投資資金を迅速に調達することが可能となります。

2. 財務体質の改善:不動産を売却することで、バランスシート上の固定資産を減少させて自己資本比率の向上が期待できます。これにより、財務体質が健全化し、金融機関からの信用力が高まる可能性があります。

3. 事業継続性の確保:リースバック契約により、売却した不動産を引き続き使用できるため、事業運営に支障をきたすことなく再生計画を進めることができます。

リースバック活用時の注意点

リースバックを活用する際には、以下の点に留意することが重要です。

●賃料負担の検討:売却後の賃料が適正であるかを確認し、長期的な支払い能力を考慮する必要があります。

●契約条件の確認:リース期間や再契約の条件など、契約内容を詳細に確認し、将来的なリスクを把握することが重要です。

事業再生におけるリースバックの活用は、資金調達と財務改善の両面で効果的な手段となり得ます。しかし、契約条件や長期的な視点での計画を十分に検討し、専門家のアドバイスを受けることが成功への鍵となります。

事業継続の柔軟性

●継続的な物件利用
通常の不動産売却では、売却後に物件を手放す必要がありますが、リースバックを利用すれば、同じ物件を引き続き使用できるため、従業員や顧客に与える影響を最小限に抑えられます。

●安定した業務環境の維持
事業拠点の変更を伴わないため、事業運営がスムーズに継続でき、ブランド価値や顧客信頼度の維持にもつながります。

不動産売却・リースバックのデメリット|リスクと注意点を徹底解説

不動産売却やリースバックは、資金調達や事業再建の手段として多くの企業で採用されていますが、同時にいくつかのデメリットも存在します。

ここでは分かりやすく詳しく解説します。

賃料負担による長期的なコスト増加

リースバックを利用すると、売却後も賃貸契約を継続するため、毎月の賃料を支払う必要があります。この賃料は、売却した不動産の価格や契約条件によって決まりますが、長期的に見ると売却額以上のコストが発生する可能性もあります。

✅ 対策

●賃料の妥当性を事前に確認(近隣の賃料相場と比較)

●契約期間を短く設定する選択肢を検討(中長期の財務計画に合わせた契約にする)

●リース期間中の賃料増額リスクを事前に把握(契約書の「賃料改定条項」をチェック)

売却価格が市場価格より低くなる可能性

リースバックを利用する場合、通常の不動産売却と比較して市場価格よりも低い価格で売却しなければならないケースが多いです。特に、早急に資金を確保する必要がある場合、売却額が相場より20〜30%低くなることもあります。

✅ 対策
●複数のリースバック業者から査定を取る(適正な売却価格を把握する)

●不動産会社・投資家との交渉を重視(買取価格の向上を図る)

●売却時期を慎重に選定(市況の良いタイミングで売却する)

賃貸契約の条件による制約|契約更新・賃料改定のリスク

リースバック契約では、賃貸借契約の条件によって賃料の増額や契約更新時の条件変更が発生する可能性があります。場合によっては、売却後の賃貸条件が企業にとって不利に働くこともあります。

✅ 対策
●「賃料改定条項」を契約前に確認(賃料の変動条件を把握)

●契約更新の条件を明確にする(契約満了時の対応を事前に協議)

●中途解約が可能かどうかを確認(早期解約時の違約金や条件を把握)

企業が不動産売却・リースバックを活用すべきケース|最適なタイミングとメリットを解説

企業経営において、資金繰りや財務改善のために不動産売却やリースバックを活用することは、有効な選択肢の一つです。

特に、資金調達や事業再生の局面では、適切なタイミングで不動産を売却し必要な資金を確保することが重要になります。

本記事では、企業が不動産売却・リースバックを活用すべき具体的なケースについて詳しく解説します。

資金繰りが悪化し、銀行借入が難しい場合

企業の経営状況の悪化により、銀行からの追加融資を受けられない場合、不動産売却やリースバックは資金確保の有力な手段となります。

特に、金融機関の融資審査が厳しくなる局面では、不動産を活用した資金調達が有効です。

✅ 活用のメリット
●担保評価に関係なく資金を確保できる(銀行融資と異なり、不動産そのものを売却するため信用力に左右されにくい)

●融資審査不要で短期間で資金調達が可能(金融機関の審査を待つ必要がない)

●債務を増やさずに資金繰りを改善できる(新たな借入をせずに資金調達が可能)

✅ リースバックなら事業継続も可能
売却後にリースバック契約を結べば、そのまま不動産を使用しながら資金調達ができます。特に本社ビルや工場など、事業運営に不可欠な不動産を手放さずに資金調達したい場合に最適です。

事業再生を進めるためにまとまった資金が必要な場合

企業が事業再建を進めるためには、新たな設備投資や運転資金の確保が必要になります。

こうした局面では、保有不動産を売却することで、短期間で多額の資金を調達することが可能です。

✅ 活用のメリット
●設備投資や事業拡大の資金に充てられる(新規事業やM&Aの資金確保)

●債務超過を回避し、財務基盤を立て直せる(不動産売却益を活用)

●リースバックなら拠点を変えずに事業再生が可能(売却後も同じ拠点を利用できる)
✅ リースバックを活用した再生事例
●経営難に陥った企業が本社ビルをリースバックし、運転資金を確保

●工場や倉庫を売却し、設備投資の原資を確保して競争力を強化
事業再生の過程では、企業の資産を有効活用しながら、財務改善を進めることが鍵となります。

事業を継続しながら資金調達を行いたい場合

不動産を売却することで資金を確保したいが、そのまま事業を継続する必要がある場合、リースバックが最適な選択肢となります。

✅ リースバックの活用メリット
●本社・店舗・工場などを手放さずに資金調達が可能

●事業拠点を維持しながら、資産を流動化できる

●長期的な資金計画を立てやすくなる

例えば、老舗企業や地域密着型の事業者が、歴史ある店舗や本社ビルを手放さずに資金調達を行う際にも、リースバックは有効な手段です。

まとめ

経営難に陥った企業が資金繰りを改善し、事業再生を図るための手段として、不動産売却やリースバックは非常に有効な選択肢です。

これにより、企業は短期間でまとまった資金を調達し、負債の圧縮や新たな事業投資に充てることができます。

特に、リースバックを活用することで、売却後も事業を継続しながら資金調達が可能となり、事業運営の安定性を確保しながら再建を進めることができます。

しかし、短期的な資金調達のメリットだけでなく、長期的な賃料負担や売却価格が市場相場より低くなるリスク、さらに賃貸契約における不利な条件がある場合などのデメリットについても十分に理解し、慎重に判断する必要があります。

リースバック契約によって生じる賃料負担が企業のキャッシュフローに与える影響や、売却価格が予想以上に低くなる可能性があることも考慮しなければなりません。

そのため、不動産売却やリースバックを活用する際は、企業の中長期的な経営計画や資金繰りをしっかりと見据えた上で、最適な戦略を立てることが重要です。

適切な戦略に基づいて実行すれば、資金繰りの改善のみならず、企業の再建や成長に向けた確かな一歩を踏み出すことができるでしょう。

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